人事目線から見る〜転職するべきかしないべきかの判断基準

現在働いている職場に大きな不満はないけれど、先輩や同僚が転職をしている姿を見て「このままで良いのか?」と感じて、転職するべきかしないべきか迷っていませんか?

「転職したいけど、なんとなく不安だし、迷っている」というあなたへ、後悔しない決断をするには、何を基準に判断し、どう行動すればよいのかについて解説します。

  • 最終的に責任を取るのはあなた自身
  • 転職するべきかしないべきか迷ったときに、考慮する項目は?
  • ロジカルに考える
  • 出した結果と現実を受け入れる覚悟を持つ
  • まとめ

最終的に責任を取るのはあなた自身

先ず結論から言うと、転職するかしないかの判断をするのも責任を取るのも、すべてあなた自身です。

この後で述べますが、考慮する項目は人さまざまです。

しかし、あなたが転職するべきだと判断すれば、何が何でも転職しますよね?
逆に、目的が明確ではない転職は、しない方が良いし、そもそもそんな転職活動は成功しません。

それでは、考慮する項目を詳しく見ていきましょう。

転職するべきかしないべきか迷ったときに、考慮する項目は?

先ほども述べたように考慮する項目は人さまざまです。

  • ①年齢
  • ②経験・スキル
  • ③転職回数などなど

さらに、転職理由を加味したら何通りも考えられますが、少し深堀してみましょう。

①年齢

あなたが何歳であっても、転職は可能です。

しかし、年齢が上がるにつれて求職される人数はグンと減ります。
年齢が高い求人は、マネジメントの経験や経営層と近い思考やリーダーシップといった行動力も追加して要求されます。

あなたの個人的な理由ではなく、家庭や外部的な理由で転職する場合には、業界や職種に関係なく働いて賃金を得ることが目的になるのであれば、どんな仕事でも就けるのかも知れません。
しかし、あなたが転職したいと思った真の目的が達成できるかどうかは不確かです。

②経験・スキル

あなたがこれまで培ってきた経験やスキルを活かして、スキルアップのために転職するという場合は、あなたにとっても受け入れる企業にとってもウィンウィンでハッピーな結果になります。

しかし、あなたの経験やスキルが活かされない転職は、少し考えた方が良いのかもしれません。

それでも、U/Iターンで地元に戻った場所で、あなたの経験やスキルが活かされる職場が無い場合には、望む仕事に就けないかもしれません。

③転職回数

転職回数が多い事実は、変えることができません。
しかし、採用担当者は、転職した回数よりも、その理由が知りたいのです。

安易に転職を繰り返していないか?何を目的に転職をしているのか?など確認して、採用しても同じ理由で直ぐに辞めたりしないかどうか確認したいのです。

従って、転職する明確な目的があり、さらに前向きでスキルアップのために転職しました。と胸を張って説明できれば、問題ありません。

ただ、年齢と転職回数には微妙に相関関係がありますので、若いうちから転職回数が多いと理由の如何を問わずに「書類選考」の段階でお見送りになるケースがありますので、注意が必要です。

ロジカルに考える

転職活動する際にいろいろ考えて一度迷いが生じると、正直キリがありません。
しかも、頭の中で考えていては、一向に整理できず、余計堂々巡りになってしまいます。

そんな時は、先ず迷っている項目を洗い出す=書き出してみましょう

<お勧めのソフト>

アイディアを出したり、考えをまとめたりする作業には、マインドマップがオススメです。

XMind のマッピングソフトウェア


その中でもXMindは、様々なテンプレートから目的に応じたものを選べ、簡単に綺麗で見やすいマインドマップが作れます。

書き出した内容を項目で整理、それをどうしたいのか現状と比較して、重要度と優先度を付けてみましょう。

そのうえで、そもそも転職する目的は何だったのかを再確認しましょう。

出した結果と現実を受け入れる覚悟を持つ

転職するべきかしないべきか迷った末に、転職すると決めた場合には、あなた自身で新しい環境に身を置いて仕事をすると決断した訳ですから、将来の夢に向かってやりたいことを愚直に実行しましょう!!

しかし、嫌なことから逃げたり、人間関係をリセットしたくて転職した場合には、不思議とその状況は新しい職場でも再現されてしまい、必ずしも不平不満が解消されるとは限らないでしょう。

一方で、あなたが転職をしないと決めたら、考え方や気持ちの持ちようを一転させましょう。
自分の経験やスキルをバージョンアップさせるためにも、今の仕事をさらに深堀りして、社内では誰にも負けない地位を築いたり、仕事の幅を広げて社内ではゼネラリストを目指すというのはいかがでしょうか?

また、既存と新規を掛け合わせ新しい領域を創造して、これまで無かった新しいサービスやシステムを生み出すこともできます。

今の会社にとどまる決断をしても、あなたのアイデアや発想次第では、まだまだやれることは沢山あります。やりたいことの実現に向けて努力し続けましょう!!

まとめ

転職するべきかしないべきかの判断基準について解説してきましたが、最終的には、あなたが何をしたいかどうかに尽きます。

現在の会社でそれができるなら、わざわざ新しい人間関係や環境に行く必要は、無いかもしれません。

転職しようと思ったきっかけや原因をもう一度思い出して、冷静に自分に問いかけてみましょう。