人事目線から見る〜これだけはNG〜

<応募書類のマナー編>

初めて転職する時、応募書類を作成し、提出する際はどうすれば良いのか迷いますよね?
マナーなのか、それとも必要最低限のルールなのか?

逆に人事目線でみる「これだけはNG」と思われるケースをそれぞれの場面毎に、具体例を交えて見ていきましょう。

マナーなのか、それとも必要最低限のルールなのか?

逆に人事目線でみる「これだけはNG」と思われるケースをそれぞれの場面毎に、具体例を交えて見ていきましょう。

<目次>

  • 作成編
  • 郵送編
  • 持参編
  • メール編
  • まとめ

作成編

履歴書や職務経歴書などの応募書類を作成するのは、手書きでもワープロでもどちらでも構いません。

数多く応募することが前提の転職活動で使用する応募書類であれば、パソコンで作成することで、パソコンスキルを証明することになりますが、やはり大事なのは中身です。

例えば、学歴や職務経歴を記載する場合、卒業・退職の年月を書いて、次に入学・入社の年月を記載しますが、時系列的に間違いや食い違いがあれば、合否に直接影響は無くても面接の際に確認することが必要になりますので、出来れば避けたいミスになります。

<これだけはNG>

ケアレスミスなら良くても、NGなのは、志望動機が明らかに他の企業の内容が書いてある履歴書です。

この場合、書類選考の段階で「即」そして「確実」に『お見送り』が確定してしまいます。

やはり、同業他社に転職する場合、その業界で競合会社に応募する場合がありますので、書類を作成する場合は特に気を付けましょう!!

送付先を間違えただけの”ケアレスミス”かも知れませんが、採用担当者も人の子です。
他社への志望動機が記載された履歴書を見て、心穏やかな採用担当者は居ないと思います。

郵送編

その次に、出来上がった応募書類を郵送する場合は、郵便局から「普通郵便」または「簡易書留」で送りましょう。

そうすれば「料金不足」で受け取った会社=志望している会社に不足料金を支払わせて「この人常識ないなぁ〜」と思われることはありません。

<これだけはNG>

これだけはNGというのは、敬称の付け方を理解していない応募者からの郵便物です。

宛名のバランスが極端に悪かったりするのは、未だセーフですが、「様」や「御中」の使い方が分かっていない人は「即戦力」にはなり得ません。

この人を採用して本当に大丈夫?と思われる以前に、現場から人事に対して『何でこんな常識の無い人間採用したんだ』って怒られる将来の自分の姿を想像して「お見送り」と決めていることでしょう。

持参編

持参する場合はとにかく緊張すると思いますが、人事担当者だけではなく、受付やすれ違う社員までが、あなたの行動をチェックしています。
その会社の最寄り駅に到着した時から、離れるまで気を抜かないようにしましょう。

私は良く受付の社員に「今の人、どうだった?」と確認しています。
人事並みに多くの人と接している受付の社員は、独特の”五感”で判断していますので、本当に良く当たるし、彼女たちの評価は非常に役に立ちました!!

<これだけはNG>

NGなのは、アポイントを取らずに突然持参されるケースです。

ホームページや求人サイトを調べれば、希望している会社が現在「募集」しているかどうかは直ぐ分かりますし、通常は郵送またはメールで送るよう案内しています。

いつも会社にいるとも限りませんし、会議などで対応できない場合もあります。
飛び込み営業という訳ではありませんので、持参する場合は事前に連絡を入れて、アポイントメントを取ってから持参しましょう。

ビジネスマナーが出来る人=即戦力を採用しようとしているのですから。

メール編

現在の転職活動で応募書類は、メールで送る場合がほとんどだと思いますが、逆に間違った方法で送っていたら、全ての応募先から「お見送り」の返事をもらってしまうことになりますので、注意しましょう。

よくある例として、本文中には応募書類を添付して送る旨が記載されていたとしても、実際には応募書類が添付されていないことが多々あります。

これは、社会人なら誰でも一度や二度やったことがあるので、許容範囲のケアレスミスだと思います。

<これだけはNG>

しかし、NGはわざわざパスワードをかけているのに、そのパスワードで開けないのは致命的だということです。

添付されていない場合は、再送を要求しますが、パスワードが違っている場合はそのままスルーしてしまう可能性が高いです。

特段、明確な理由が有るわけではありませんが、そこまで意識が高いのに、何故パスワードを間違えるのかな?という気持ちになります。

件名や本文中の誤字脱字、応募書類の添付漏れなど、どれも送信ボタンを押す前に再度確認していれば防げる初歩的なケアレスミスです。

シッカリ指先で「宛先」や「件名」、「添付書類の有無」を『ダブルチェック』したうえで、送信ボタンを押す癖と余裕を身に付けましょう。

まとめです

今回は、「人事目線から見る〜これだけはNG〜応募書類のマナー」ということで見てきましたがいかがでしたでしょうか?

応募書類と言っても、その作成段階から、郵送・持参・メールで送るなどいくつかの工程を経て、人事の採用担当者の手元に届きます。

その際に、あなたの代わりになって採用担当者と初顔合わせをしてくれるのが、履歴書や職務経歴書などの「応募書類」です。

その応募書類に誤字・脱字やちょっとした見落としや勘違いなどの「ケアレスミス」は、許してもらえても、決して許されないような重大なマナー違反を犯さないようにくれぐれもご注意ください。

繰り返しになりますが、NGの内容だけは排除して、万全の体制で応募書類を整えてから送り出しましょう。